遠い地鳴り

Copyright 2005 Jun Kojima

ヨロイを纏う

この川の向こうに


ウオーター・ダンス

      ナイルワニ(クロコダイル科)
  ダイアン・アッカーマンの科学エッセイ「ワニは踊り、夢を見て」を読むたび、
  私がかつてワニに対して抱いていた誤った先入観が思い起こされます。「ワニは生きた化石なのだから、
       原始的な動物にちがいない。」

  ワニの脳は、単5の乾電池ほどの大きさしかありません。それでも、巨大脳を維持するコストと比較して、
  はるかにエネルギー効率がいいといえます。

  また、生理的体制が爬虫類なので、体内で熱をつくり出す必要がない点から、大型動物にとって典型的な問題、すなわち
  「巨体の維持に、毎日大量のエサが必要」かというと、ワニには当てはまらないわけです。

  私達は、かつての覇者・恐竜類をはじめとして、古代の生物は不完全で劣っていたため
  絶滅したもの、とつい考えてしまいがちです。
  四肢の関節の構造から見て、恐竜類はワニよりもかなり活動的な爬虫類だったと考えられます。
  やはり省エネ能力の差が、両者の明暗を分けた一因だったのでしょうか?



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