97年加茂ジャパン
加茂ジャパンの布陣4
〜1997年10月4日まで
下の大会名をクリックするとそこのところにワープします。
画像の表示に少し時間がかかる場合があります。
親善試合(8月)
JOMO CUP'97(8月)
W杯フランス大会
アジア地区最終予選
vs.ウズベキスタン(9月)
vs.UAE戦(9月)
vs.韓国戦(9月)
vs.カザフスタン(10月)
親善試合(8月)
日本 0―3
この時期の出場選手の平均年齢 25.31歳

左の布陣が、8月のブラジルとの親善試合の時の布陣です。
●この時期、名波と森島がJリーグで負傷し代表を辞退、変って平野と北澤が選出されました。
●前半、日本は積極的に攻めようと意識していきましたが、ブラジルは速いパスワークと素早いフォローで徐々に日本は、押され気味な展開になり中盤のチェックの甘くなったところから、F・コンセイソンにミドルシュートを決められてしまいました。
●日本は先制されてもペースを乱す事なく安定した守備は見せるものの、攻める際には、決定的チャンスは何回は見られましたが、前線でカズが孤立するシーンも多くありました。
●全体的に、守備は振り回されながらもなんとか食い下がりましたが、攻め手にやや決めてを欠きました。
左は後半の布陣です。
●後半、日本は平野に代えて城を投入、カズと城の2トップの布陣をとりました。城は積極的な攻めを見せ、日本は時折、いい攻めを見せますが最終ラインを崩すまでにはいきませんでした。
●日本は、更に高木、路木を投入しカズを中盤に下げ高木と城の2トップの布陣を敷きました。しかし、攻撃の起点が中田1人しかおらず、効果的な攻めはできませんでした。
●名波、森島の不在の影響がと出てしまい、日本の攻撃の攻めてのなさがはっきりと出てしまいました。
●後半、加茂監督は名良橋に代えて、初代表の渡辺を投入し、秋田をウイングバックで試しました。渡辺は、斉藤、井原とともに適確な守備を見せ、及第点の働きを見せました。
●しかし、日本は中盤のチェックもブラジルの卓越した個人技の前に、十分には機能せず以前に較べればチャンスの時間帯も増えたものの、完敗の内容でした。
JOMO CUP'97 (8月)
日本 0―0 Jリーグ外国籍選抜
この時期の出場選手の平均年齢 26.43歳
左の布陣が、W杯アジア最終予選の壮行試合として行われた、JOMOカップの際の布陣です。
●この試合では、カズ、本田が負傷しており、本番に万全を期す為に試合には出ませんでした。
●日本は先発メンバーは、ほぼ従来通りのメンバーでした。
●前半の途中まで日本は、Jリーグ外国籍選抜のレベルの高い個人技の前に、中盤より前でパスがつながらず、決定的なチャンスはあまりありませんでした。
●それでも、井原をスイーパーに置き、復帰した小村と秋田のストッパーは最終ラインで踏ん張り、相手に得点を与えませんでした。
●相馬、名良橋の両サイドバックは、何本かセンタリングを上げるチャンスはありましたが、全体的に押し込まれた印象でした。
●日本は後半の頭から、西沢、中西、三浦(淳)、楢崎と4人の選手を一気に代え、更に後半途中では中田に代えて沢登を投入しテストしました。
●高木に代わって入った西沢は、ポストプレーヤーとしても良く機能し、GKに惜しくも阻まれましたが、積極的にシュート打つなど活躍を見せました。
●中西、三浦(淳)の両サイドバックは攻守においても、初めてにしては及第点の働きを見せました。特に三浦(淳)は攻撃面で、中西は守備面でそれぞれの持ち味が見られました。
●GKの楢崎もプレーには、大きな問題はなく、安定したプレーを見せました。
●沢登は、試合中、惜しいFKを放ったり、積極的に攻め込みましたが、持ち味を発揮しきるには少し出場時間が足りなかった印象でした。
●日本は後半、積極的に前線からプレスを掛けていったためパスが通るようになりました。そのため、得点機も増え、西沢や城などは惜しいしゅートを何本か放っていましたが、GKジルマールの好守に阻まれてしまいました
●この試合で日本は、新加入の選手を試す以外、それほど特別な事はしませんでしたが、W杯経験者を多く擁する外国籍選抜選手相手に何度か効果的な攻めも見せ、チーム力がまずまずのところまで来ているような印象を受けました。
W杯フランス大会
アジア地区最終予選(9月)
vs.ウズベキスタン戦
6―3 ウズベキスタン
(中田、カズ4、城)
この時期の出場選手の平均年齢25.28歳
左の布陣が、W杯アジア最終予選の第1戦、5万4千人以上の観客が集った国立で行われた対ウズベキスタン戦の際の布陣です
●日本は、3―5―2の布陣、カズと城の2トップで臨みました。
●日本は前半、最初から積極的に前に攻める姿勢を見せ、4分に井原が倒されてPKを得てこれをカズがしっかりと決め先制。幸運な出だしになります。
●これで、ウズベキスタンは前に攻めてこざるを得なくなり、日本の前線からの積極的なプレスが機能し、ウズベキスタンの攻撃をほとんどつぶしていました。
●日本は、中盤の名波、中田から左右のウイングバック、相馬、名良橋に何度もパスが供給され再三のチャンスを生みます。相馬も名良橋も、タイミングのいいオーバーラップと、精度の高いセンタリングを何本か上げチャンスを生みました。カズも相馬からの、センタリングで1点を追加しました。
●日本は後ろからでも、攻める姿勢を失わずにどんどん攻め、山口、名良橋、中田といった選手が中盤からでもミドルシュートを何本も積極的に打ちました。その結果、中田の中盤からのミドルシュートが決まります。
●結局、日本はその後、城もシュートを決め、4―0の大差で前半を終了します。
●後半も日本は出だしは前半と同じメンバーでのぞみます。
●しかし後半、日本は中盤からのチェックが甘くなり、ウズベキスタンがパスを回せるようになってしまいます。そのため、日本はDFの最終ラインの裏にボールを出され、失点を喫してしまいます。
●加茂監督は、城に代えて西沢、名良橋に代えて国際Aマッチデビューの中西を投入します。西沢は、何度か決定機に絡みますが足を負傷し得点はできませんでした。中西は、攻守ともに安定したところを見せ、5点目のカズのゴールアシストする活躍を見せました。
●しかし、前半に較べて全体的に日本のペースは落ち、ウズベキスタンにPKも含めて更に2失点を喫します。加茂監督は、これ以上の失点を防ぐため、終わりの方になって不調の西沢に代えて本田を入れ、山口と共にドイスボランチのシステムをとりカズの1トップ、3―6―1の布陣にしました。
●日本はカズが更に4点目を決め、結局、6―3で勝利しました。
●日本は、1―0でもいいから勝利する事が目標だったので、3失点は気になりましたが、W杯出場にむけて上々のスタートを切りました。
W杯フランス大会
アジア地区最終予選(9月)
vs.UAE戦
日本 0―0 UAE
この時期の出場選手の平均年齢25.35歳
左の布陣が、アウェイのUAEで行われたUAE戦の日本の布陣です。
●日本は、スタメンは前回のウズベキスタン戦と同じメンバーで挑みましたが、加茂監督は名波をボランチの位置にに下げ、カズも中盤に下げて、城の1トップのような形をとり中盤を厚くする布陣をとりました。
●途中、名良橋が負傷交代してしまい中西投入というアクシデントはありましたが、日本もUAEも序盤は、慎重な戦い方でした。
●UAEの方は、時には中盤で繋いできたり、時にはロングボールでスペースの裏を突いて来たりと、高い個人技から緩急のある攻めを見せてきましたが、日本は川口の攻守もあって無得点に抑えます。
●日本の方も、ときおり素早いパス回しからのサイド攻撃でチャンスを作りますが、UAEの攻守もあって無得点でした。
●後半、UAEは積極的に選手を変えて攻撃的にくるようになります
●加茂監督もこれに合わせて、本田を投入し中盤での守備をしっかりとさせました。
●後半は全体的に日本ペースで試合がすすみましたが、セットプレーからのシュートがネットを揺らしたもののオフサイドになってしまったり、相手GKの攻守もあって、結局は点を奪えませんでした。
●後半終盤には森島が投入され、カズと2トップを組みますがあまり効を奏しませんでした。
●結局、ゲームは終盤になると両チームとも暑さの為にバテて動きが落ちてしまい、引き分けに終わりました。
●しかし、日本にしてみれば、勝ち点を1得られた訳ですし、厳しい気候条件の敵地で地元の相手を無得点に抑えることが出来たという意味では、十分に成果のあった試合でした。
W杯フランス大会
アジア地区最終予選(9月)
vs.韓国戦
日本 1―2
(山口(素))
この時期の出場選手の平均年齢26.15歳
左の布陣が、W杯予選第3戦、超満員の国立で行われた対韓国戦の布陣です。
●日本は、日本人に帰化したての初代表の呂比須を先発メンバーとして起用します。
●呂比須は、前線から積極的な動きを見せ、攻守にまずまずの動きを見せていましたが、決定的な場面には絡めませんでした。
●右サイドは、中西が初先発で出場しましたが、攻め上がりにやや精彩を欠き、後半、名良橋と交代しました。
●名良橋は、積極的な攻め上がりを見せ徐々に日本はペースを掴めるようになります。
●日本は、守備はまずまずなものの、韓国の粘り強い守りに対し、攻めてに精彩を欠きました。
●後半、日本は山口が相手のパスをカットして自ら攻め上がり、冷静に絶妙なループシュートを決め、日本が先制します。
●先制点を上げた後、加茂監督は呂比須に代えて秋田を投入し守りに重点を置こうとしました
●しかし、その事により日本は守備の連携やバランスが崩れてしまい、韓国の左右からの揺さぶりに対し集中が欠けてしまい、韓国に同点ゴールを許してしまいます。
●日本は終盤、選手全体の動きが落ち、マークのずれの混乱を修正できないまま、韓国フリーでボールを持たれるようになり、42分にミドルシュートを決められ逆転されてしまいます。
●その後、加茂監督は新たに攻めに転じようとしたのか、後半40分になり本田に代えて西沢を投入しましやが、あまりに時間がなさすぎました。
●このまま終了のホイッスル、日本はホームでまさかの逆転負けを喫してしまいました。
●攻守ともまずまずの日本でしたが、肝心のところで決められず集中力を欠いてしまいました。そして、何より韓国の執念、粘り強さを見せつけられた試合でした。
W杯フランス大会
アジア地区最終予選(10月)
vs.カザフスタン戦
日本 1―1 カザフスタン
(秋田)
この時期の出場選手の平均年齢26.15歳
左の布陣が、アウェイで行われた対カザフスタン戦の布陣です。
●韓国に敗れた日本にしてみれば、カザフスタンは韓国、UAEともに大量得点で降している相手だけに、絶対に落としたくない1戦でした
●日本は、韓国戦の時の4バックから、また井原が1人余る3バックの形に戻し、FWはカズと呂比須の2トップでのぞみました。
●カザフスタンは、序盤、前線に長身の選手を擁し、ロングボールを多用してくる攻撃が多く、比較的単調だったため日本は無難に守備をこなしていました。
●日本は、左のコーナーキックから秋田がヘディングシュートを決め先制します。
●その後も全体的なペースは日本がつかみ、何度か決定的なチャンスを迎えますが、最後のところで決めらません。
●後半も全体的には日本がペースを握って試合を展開しますが、ゴールを決められません。逆に、カザフスタンの方は間延びした中盤でパスを繋いできたり、サイドの裏を突く攻撃で前半よりは、攻撃の形を作っていきます。
●加茂監督は、名波に代えて本田を投入し1点を守り切る体制に入ります。
●日本は、中盤より前でボールをキープして逃げきりを計りますが、中盤でパスをカットされてしまい逆襲をくらい、最後はセッターバックの守備も振り切られ、ロスタイムにまさかの失点を喫して同点にされてしまいます。
●試合はそのまま終了、日本は勝ち点3を計算できた相手に、まさかのしかもロスタイムでの失点で引き分け、加茂監督の采配、選手の技量に疑問を持たざるを得ない結果になってしまいました。
●しかし、この日行われた試合で、韓国がUAEに勝利したため日本にはまだまだ望みは残されました。
●この試合のあと日本サッカー協会は関係者が集って協議、その結果、加茂監督は監督を解任され更迭、ヘッドコーチだった岡田武史が監督に就任する事になりました。急転直下の展開で加茂ジャパンは終わる事になってしまったのです。
ここに来ての急な人事交代、今まで加茂監督でやってきた2年9ヵ月はなんだったのか?こうなる前に、もっと他に何かできなかったのか?日本サッカー協会の行動には疑問が持たれました。
表紙へ
加茂監督のページへ